夏休みにしておいてほしいこと 0725

yamaの独り言
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今年の夏休みは7月21日から8月23日までの34日間です。5週間ほどしかありません。今日は夏休みが始まってから5日めですから、子どもたちとのんびり過ごせる夏休みの週末はあと4回しか残っていないのです。のんびり構えているとあっという間に夏休みは過ぎ去ってしまいます。

是非とも夏休み中にやってほしいこと

せっかくの夏休みなのですから、できれば「勉強」はほどほどにして、「学習」にたっぷり時間をかけてもらいたいと思います。以前にもお話ししたと思いますが、「勉強」と「学習」は別ものです。
簡単に説明するなら、「勉強」とは「我慢しながら、嫌なことや辛いこと、好きでもないことを最後までやり遂げること」で、「学習」とは「興味があることや知りたいことを、人の真似をしながら身につけること」です。(「勉強」は何のためのページもあわせて覧ください。)

「勉強」は子どもたちの我慢する心を鍛えてくれますが、興味や好奇心、考える力などはあまり育ててはくれません。「勉強」で成績をよくすることはできても、その子の本当の能力を伸ばしてあげることはなかなかできないのです。子どもたちは普段、学校があるので時間に余裕がなく、なかなか自分の好きなことを「学習」する機会がありません。せっかくの夏休みなのですから、できれば「学習」の楽しみを満喫させてやりたいところです。

待っているだけでは「好奇心」や「興味」も育ちません。

時折、「『興味』や『好奇心』が出てくるまで待つしかない」などと聞きますが、yamaはそうは考えていません。「興味」や「好奇心」こそ、子どもに教えてやらなければならないものだと思います。
子どもは無意識のうちに親や保護者の真似をしようとします。親が「興味」や「関心」を持っていることに、子どもたちも自然と「興味」や「関心」を持つものです。また、色々なものに「興味」や「関心」を持っている親や保護者の子どもは、色々なものに「興味」や「関心」を持ちやすくなります。つまり、「好奇心」が旺盛になるのです。

どんなことでもかまいませんから、お父さんやお母さんが好きなことや興味があることを夏休み中に子どもたちに教えてやってください。できることなら子どもたちと一緒に楽しんでみてください。釣り好きのお父さんなら、子どもたちを釣りに連れ出してみてください、お料理が好きなお母さんなら、子どもたちと一緒にお菓子づくりなどしてみてください。その際には、沢山釣ろうとか、上手に作ろうなどと結果にはこだわらないで、釣りをすること、料理をすることの楽しみを教えてやってください。例え、上手く釣れなくてもあれこれ工夫しながら楽しんでいる姿を見せてやってください。例え、焼きすぎたり生焼けだったりしても笑い飛ばしてもう一度作り直すところを見せてやってください。そんな経験が子どもたちの「興味」や「関心」、「好奇心」など様々な能力や特性を育ててくれます。その結果として、「学習」の習慣や姿勢も育ってくるのです。こんな「学習」で身につけた能力や特性は、子どもたちにとっては、椅子に座ってする「勉強」で身につけるものの何倍も大切なのです。

好きこそものの上手なれ

「好きこそものの上手なれ」と言う諺があります。この諺は、「自分が好きなものであれば、少々上手くいかなくても、自分から進んであれこれ工夫してなんとかしてしまう」と言うことを示しています。この「自分から進んで工夫してなんとかしてしまう」能力こそが、是非とも子どもたちの身につけさせたい最も大切な能力です。この能力が充分に育っていない子どもたちは、何か困ったことがあるとすぐに諦めてしまいます。学校の宿題や課題で見たこともない問題や少し難しい問題に出会ったときにも、「習っていないから、わかるはずがない」などと言い出す様になってしまうのです。そうさせないためにも、子どもたちがまだ幼いうちに、お父さんやお母さんが好きなことに取り組む姿を子どもたちにできるだけ沢山見せておいてやって欲しいと思います。子どもたちが大きくなって反抗期が始まると、なかなか親の真似をしようとはしてくれなくなってしまいます。子どもたちの反抗期が始まるまでに親子で過ごすことができる小学校での夏休みは、実は2~4回しかないのですから。

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