やる気スイッチ?

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近頃はあまり見かけなくなりましたが、少し前まで「やる気スイッチ」と言うキャッチコピーで世間を賑わしたTVCMがありました。そんなスイッチがあるはずがありません。

1年ほど前にも、「やる気」について書いたことがあります。宜しければやる気はどこから?もあわせてご覧ください。

2つのタイプの「やる気」

yamaは「やる気」には2つのタイプ、プラスのやる気マイナスのやる気があると考えています。

プラスのやる気は、世間でもよく聞く、いわゆる「やる気」のことです。興味や好奇心を持った何かに積極的に取り組もうとする気持ちです。どちらかと言えば、以前のブログで書いたやる気はこのプラスのやる気のことです。プラスのやる気は、主体的で積極的な気持ち、明るいイメージの気持ちです。しかし、マイナスのやる気はそんなに明るいイメージではありません。どちらかと言えば、どろどろとしたどす黒いイメージの気持ちです。別の言い方をすれば、プラスのやる気は「自ら進んでやりたいと思う気持ち」、マイナスのやる気は「しかたなく否応なくやらされている気持ち」です。

実はマイナスのやる気こそ大切

一見しただけでは、マイナスのやる気は、本物の「やる気」ではない様に思われるかもしれません。しかし、例えきっかけはマイナスのやる気であっても、続けているうちに、いつのまにかマイナスのやる気プラスのやる気に変わっていくことも少なくはありません。また、その様にしてマイナスからプラスに変わった「やる気」の方が却って長続きする事が多いのではないか、とyamaは考えています。

マイナスのやる気について少し考えてみたいと思います。もともと好きなことなら、「やる気」がどうこうなどと言う必要もなく、自分から進んで始めると思います。「『やる気』が出ない」とか「『やる気』を出したい」などと考えるのは、好きでもないことをやらねばならないからでしょう。しかし、極端な言い方をすれば、好きでもないことに「やる気」がでてくるはずがありません。やりたくもないことをやり始めるときに必要なのは「やる気」などではなく、実際のところは、「やるしかないから」と言った「諦め」や、「やらないまま損するのは嫌だから」と言った「妥協」に似た気持ちではないでしょうか。ところが、そのことに気づいていない子どもや親御さんたちはとても多いのではないか、とyamaは感じています。だからこそ、好きでもないことに興味を持とうとしてみたり、本当は嫌なことを楽しいことの様に見せかけてみたり、ほとんど無駄な努力を繰り返してしまうのではないでしょうか。何かをごまかそうとするその様な努力がそう簡単に上手くいくはずもありません。そのせいで、苦しんだり迷ったりしている子どもや親御さんがいなくならないのではないでしょうか。「大きくなればそのうちに『やる気』も出てくるだろう」、「『やる気』が出るまで待つしかない」などと半ば諦めてしまう親御さんまで出てきてしまうのかもしれません。

受け容れたくない現実ではありますが、けして好ましいことでもありませんが、自律しながら自立するためには、時には「諦め」や「妥協」も必要です。子どもたちに「やる気」を出す能力を持たせてやりたければ、そのことを忘れてはならないと思います。それこそが、子どもたちに勉強をさせる目的なのではないでしょうか。よろしければ、「勉強」は何のため?も併せてお読みください。

子どもたちが、自律しながら自立して生きていける様にしてやること、さらに、いろいろなものごとに主体的に関わり、やる気を出せる様にしてやること、ができれば、子どもたちは「健全」に「育成」するでしょうし、きっと「貧困」に陥ってもそれに甘んじることはなくなるのではないでしょうか。

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