夏休みに向けて ①

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夏休みに向けて ①

夏休みをいかに過ごすか、は子どもたちにとても大きな影響を与えます。その子の一生に影響を与えることもあるのです。今回は子どもたちの夏休みの過ごし方について、是非とも気を配って頂きたいことについて書いてみたいと思います。

早寝・早起き

一番、心がけて頂きたいのは、やはり「早寝・早起き」です。

子どもたちの成長には、脳の発達が大きく関わっています。身体の成長や情緒の発達にも脳の発達が影響しています。ある意味で、子どもたちの発達≒脳の発達、と言えるのかもしれません。
近頃の研究では、寝ている間に、身体は成長し脳が発達することがわかってきています。質のよい充分な長さの睡眠が子どもたちを健全に成長させてくれるのです。世界的に見ても、日本人の睡眠時間は短いそうです。とくに近頃では、子どもたちの睡眠時間がどんどん短くなっていることが問題視されています。近頃増加している様々な問題との関連も指摘されています。ケースにもよりますが、一般的に、小学生には8時間~9時間の睡眠が必要だと言われています。低学年の場合でしたら21:30~06:30、高学年でも22:30~6:30の睡眠時間を確保してあげたいものです。
睡眠時間の不足は子どもたちの成長や発達を阻害します。また、ただ睡眠時間を確保すればよい、と言うわけでもありません。成長ホルモンが最も多く分泌される22:00~02:00頃に充分に深い眠りについていることが重要です。成長ホルモンは、身体の成長を促すだけでなく、心身の疲れを癒やしたり、ストレスを軽減することが知られています。

夏休みには学校がありませんので生活習慣が乱れやすくなります。中にはスマホやゲームにはまってしまって昼夜逆転してしまう子どもも出てきます。せめて夏休み期間中は、質のよい睡眠を確保するためにも、夕食以降のスマホやゲームはさせないようにして欲しいと思います。
生活リズムの乱れ、昼夜の逆転が鬱や引き籠もりのきっかけとなることは広く知られています。また、長い休み明けに登校しぶりや登校拒否が増えることにも睡眠が関係していると考えられています。せっかくの夏休みだからこそ、質のよい睡眠をとらせてあげてください。

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