合格おめでとう。

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合格おめでとう

今年は4人全員が志望する高校に合格してくれました。高校入試直後にyamaが濃厚接触者になってしまったために思う様に連絡が取れず、全員の合格がわかったのは合格発表から1週間が過ぎていました。全員の結果を聞いて、ようやく肩の荷が下りたような気になりました。
ぶながやっ子ハウスは塾ではありませんから、例え受験生をお預かりしていても、いわゆる受験勉強らしいことをバリバリとはしません。いわゆるトップクラスの難関校でもなければ、県立高校受験でしたら、そこまで難しい勉強をバリバリしなくても、学習に対する姿勢や習慣を整えてやるだけで充分合格してくれる、とyamaは考えているからです。

 

高校受験に思うこと

志望校に合格した子どもたちはよく頑張ってくれたと思います。yamaは何もしていません。
彼らは成績が良いから合格したのでしょうが、志望校に合格した子どもたちが頭が良い、とはyamaは考えていません。成績の良さと頭の良さは何らかの関係があるのでしょうが、成績が良い=頭が良い、とはけして言えないとyamaは思っています。言いかえれば、受験で合格するためには頭をよくする必要はないのです。単純に得点力を高めればよいだけのことなのです。
沖縄県立高校の入試の鍵を握っている科目は、実は理科と社会です。理科と社会は記憶分野が多い科目ですので、練習すれば練習するほど点数を伸ばせる科目なのです。高校入試は修練や修行ではありません。ある意味ではただの点取りゲームです。本人の実力や能力云々よりも、当日のテストの得点がものを言います。理科や社会に比べると、英語や数学、国語の点数を伸ばすことは時間がかかりますし、時間をかけたからと言って伸びるとは限りません。まず、理科と社会の成績を伸ばすことが優先なのです。
沖縄県の高校入試は1科目60点、5科目合計300点で競われます。志望校によって目標点数は異なりますが、正直な所、5科目の合計点が150点あれば、北部圏の高校なら大抵どこにでも行けます。150点は300点のちょうど半分ですから、それほど難しい点数ではありません。
理科や社会は先程述べたように、時間をかければ点数を稼ぐことができる科目です。夏休み頃からコツコツ頑張れば、ほとんど誰でも40点は稼げます。45点や50点も夢ではありません。(今年も実際に理科と社会の合計で100点以上取った子どももいました。)
ほとんど誰でも理科と社会、2科目の合計で80点や90点は取れるのです。目標点数が150点なら残りは60点~70点ほどです。例え英数国が少々苦手でも、3科目で60点~70点を取ることはできるでしょう。毎年出題される基本問題さえ解ければとれてしまう点数です。もし本気で高校受験を考えるなら、簡単なドリルや問題集を買い込んで、2年生の頃から理科と社会の自宅学習は始めておいた方がよいと思います。
こんな話をすると、受験はそんなにあまいものじゃない、とお叱りを受けそうですが、事実は事実です。

 

子育てや教育の秘訣は、先手必勝

yamaが高校受験の話を持ち出したのは、多くの親御さんに伝えたいことがあるからです。
沖縄県の高校受験はけしてきついものではありません。周りの情報に振り回されず、充分な時間をかけて、冷静に分析して作戦を立てさえすれば、受験としてはむしろ楽な部類になると思います。できることだけを積み重ねて合格を勝ち取ることができるのです。中学3年になってから慌てて対策を考えていたのでは、必要以上にきつくなって当然です。
子育てや教育も同じだと思います。
他のブログでも書きましたが、子育てや教育をする中で起こる問題のほとんど全ては、その時が来てしまってから対処しようとすると非常にきつく困難ですが、予め余裕を持って予防しておくことはそれほど難しいことではありません。例え方法を間違ったとしても、時間に余裕があれば手直しも簡単です。
余裕があれば、色々なことを試すこともできます。世間一般に言われる子育てを鵜呑みにすることは大変危険です。子どもは一人々々違いますし、家庭の状況も違うからです。余所様で成功したことが自分の子どもに通用する保証はありませんし、余所で失敗したことが自分の子どもには上手くいく場合も少なくはないのです。自分の子どもは自分の子ども、けして余所様の子どもと同じだと考えないで欲しいと思います。
余所様の子育て方を真似してみるのは悪いことではありません。むしろ参考になることが多いと思います。しかし、余所様の子育てを真似するときは、時間と気持ちに世湯を持ってからにしてください。お試しのつもりで、うまくいったら続けてみて、うまくいかない様ならすぐに辞めてしまえば良いのです。あれこれ試してアレンジしていくうちに、自分の子どもにあった一番よい方法が見つかるはずなのです。子育てや教育の秘訣は、先手必勝、なのです。子育てや教育に早すぎることはけしてありません。あれこれ悩んだり迷ったりする前に、失敗を恐れずにやってみる方がよいと思います。
毎日、子どもたちの様子をよく見てやってください。子どもたちの成長は早いものです。よく見ていると、子どもたちは毎日少しずつ変化していきます。その時その時で、子どもたちに必要なことや、子どもたちができることも変化しています。それにあわせて色々なことを試してみてやってほしいと思います。

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