久々に、全ての親御さんたちにお勧めしたい本です。
ぶながやっ子ハウス文庫にもおいていますので、興味を持たれた方は是非手にとって一度ご覧になってみてください。もちろん、貸し出しも可能です。
yamaは生物学科を卒業したこともあって、生き物たちが大好きです。「人間(ヒト)もただの動物、けして特別な存在ではない」と言う考え方をしています。子育てや教育も他の社会的動物たちから学ぶべきことはたくさんあるはずだ、と考えています。
人間は、何をするにも脳を使っています。けして者を考えたり勉強しているときだけ脳を使っているのではありません。歩いているときも、何かを見るときも、それどころか、眠っているときでさえ脳を使っているのです。人間の全ての活動は全て脳に関わっています。子どもたちに様々な能力を身につけさせたいとお思いなら、子どもたちの脳の「発達」について考えておくべきです。
脳は様々な刺激を受け、それらを処理することで脳は「発達」していきます。実は勉強だけしていても、脳はほとんど「発達」しません。子どもたちの能力を伸ばしたいのなら、様々な知識や技術などを学習させる前に、脳を充分に「発達」させておく必要があるのです。脳が充分に「発達」できていなければ、せっかく学習した知識や技術もほとんど身にはつきません。
脳は一生のあいだずっと「発達」し続けますが、そのスピードは年を取ると鈍ってしまいますkら、幼い頃、恐らく小学校高学年頃までにどれだけ多くの種類と量の刺激を脳に与えるか、がとても重要なのではないか、とyamaは考えています。他の哺乳類の子どもたちは、巣立ちの前、親離れの前の一時期に、積極的に様々な冒険や遊びに挑戦します。おそらくこの時期に彼らの脳は飛躍的に「発達」するのだろうと思います。人間にもその様な冒険や遊びが必要であるはずなのです。
この本では、特に自律神経系の「発達」に注目して脳の「発達」の重要性について説明してくれています。それだけでなく、子どもたちの自律神経系や脳の「発達」を促してくれるであろう、様々な習慣づくりをとてもわかりやすくアドバイスしてくれます。全ての親御さんたちには是非、そうでなくても、いつかは親になるだろう若い人々にもできれば、読んでもらいたい一冊です。