ぶながやっ子ハウスの野望

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ぶながやっ子ハウスの野望

これまで何人かの方にはお話ししたことがあるのですが、実はぶながやっ子ハウスには、野望があります。

それは「子育て支援による村おこし」です。

野望とは、、、

①身のほどを越えた、大きな望み。
「―をいだく」
②望んではならない不届きな望み。非望。

子育てに最適な大宜味村の環境

子育てを中心に見てみると、大宜味村の環境は素晴らしいと思います。
特筆すべき大きな産業はありませんが、その代わりに自然や伝統に恵まれています。大宜味の人たちの暖かさは何物にも代えがたいものがあります。また、やんばるの玄関口とも言える位置にあるので、名護市や国頭村、東村に行くのにも便利です。また、村内の小中学校、幼稚園や保育園がそれぞれ統一されたこともあって、村内には教育格差がありません。また、村内には県立の辺土名高校もありますので、保育園から高校までの安定した教育環境が用意されていると言えます。大宜味村では、他市町村で働きながら、ノンビリできる環境で子育てを楽しむことができるのです。そんな子育て世代をたくさん呼び込むことができれば、きっと大宜味村の村おこしにつながるでしょう。ぶながやっ子ハウスはそんな世代の子育てを積極的に支援したいと考えています。
大宜味村を「安心して子育てできる村」にすること、それがぶながやっ子ハウスの野望です。

 

ぶながやっ子ハウスの子育て支援

ぶながやっ子ハウスの子育て支援の目的の一つは、ぶながやっ子ハウスに通ってくれている子どもたちのすべての家庭に、安心してゆったりとした気持ちで子育てを楽しめる環境を用意することです。
以前、親御さんたちに聞き取り調査をしたときに、多くの親御さんたちが日々の勉強のことで悩んだり困ったりしていることを知りました。共働きで仕事から帰って来て、食事や家事、子どもたちの世話をしながら宿題をさせる、、、 本当にどれだけ時間があっても足りないそうでした。ぶながやっ子ハウスでは宿題を終わらせて返す取り組みを始めたのはそんな理由があったからなのです。
また、大宜味には高校受験を指導してくれる場所がないので、中学生は授業や部活が終わってから、名護まで通っているそうです。ほとんど全部の子どもが親御さんに送り迎えしてもらっています。子どもが一人ならいいでしょうが、下の兄弟がいたらそれこそ大変なことです。
もうすぐ、ぶながやっ子ハウスで自学自習の勉強習慣をみにつけた子どもたちが高校受験を目指す時期です。そんな子どもたちは落ち着いて勉強する場所さえ与えてやれれば、それほどの苦労もなく県立の普通高校に合格してくれるだろうと思います。ぶながやっ子ハウスでは今、そんな中学生たちが着替えたり食事したりしながらおちついて勉強できる居場所づくりに取り組んでいるところです。

 

勉強で自己効力感や受援力を高めることもできる

ぶながやっ子ハウスは子どもたちの学力を高めることを目的とはしていませんから、勉強を強制していません。むしろ、強制されなくても必要なら自ら進んで勉強をする子どもを育てたいと思っています。勉強は小中学生の様々な力を育ててくれます。勉強は、その取り組み方で、子どもたちの自己肯定感のもととなる自己効力感や、困ったときに助けを探す力(受援力)を育てることもできるのです。自己効力感や受援力が高い子どもたちにとっては、「やる気」を出すことも簡単なことです。「やる気」は待っていてもでてきません。「やる気」には自己効力感と受援力が不可欠なのです。

「大宜味に行けば、少なくとも高校進学までは安心して子育てできる」
そんなイメージを広げたい、とぶながやっ子ハウスは考えています。

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