ぶながやっ子ハウスの方針

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ぶながやっ子ハウスは子育て支援施設です。

ぶながやっ子ハウスは大宜味村の子育て支援施設です。ただの託児所や保育所ではありません。

ぶながやっ子ハウスが目指す子育て支援

ぶながやっ子ハウスの子育て支援は少し変わっているかもしれません。
ぶながやっ子ハウスでは。子どもたちに「ぶながやっ子ハウスの中で楽しく過ごしてほしい」とはあまり考えていません。子どもたちには「家に帰ってから楽しく過ごしてほしい」と願っています。ぶながやっ子ハウスの子育て支援の目的は、「家庭でゆったりと安心して過ごす親子の時間」を1分でも多く創出することです。子どもと過ごす時間が少ない保護者の方々にもゆったりと過ごしてもらえるように、ぶながやっ子ハウスでもできることはなんでもお手伝いしたいと考えています。
ぶながやっ子ハウスでは、宿題や課題を済ませることだけでなく、子育てに関する様々なことに関してのお手伝いの用意ができています。何か困りごとや心配事などありましたら、お気軽にご相談ください。

 

見守り保育

ぶながやっ子ハウスは、子どもの居場所であり、放課後学童クラブでもあります。
ぶながやっ子ハウスは子どもたちの成長と発達を促すことを目的とした、ある種の「教育」機関でもあります。
ぶながやっ子ハウスのスタッフは、単なる子どもたちのお世話係ではありません。子どもたちの成長と発達について専門的な知識と技術を習得した放課後児童支援員を中心に、日々、子どもたちの成長と発達を促すべく子どもたちを見守っています。
ぶながやっ子ハウスでの保育の基本は「見守り」です。学童期の子どもたちの成長や発達はめざましいものです。子どもたちは自分で成長し発達する力を持っているのです。あれこれと干渉し過ぎたり過保護になったりすると、かえって成長や発達を阻害してしまいます。ですから、ぶながやっ子ハウスでは、基本的に子どもたちから助けを求められない限り手助けをしません。これは「受援力」を育てるためにも必要なことだと考えています。

 

自立と自律

ぶながやっ子ハウスが子どもたちに一番身につけてもらいたいと考えているものは自立心と自律心です。

自立とは、失敗を恐れず、どんなことでも外からの援助に頼らずに、まずは自分でやってみようとする姿勢や能力です。
自立心を育むには、できるだけ手出し口だしをせずに、なんでも子どもたちのやりたいようにさせてやる環境を準備してやらなければなりません。そのためにはできるだけ過保護、過干渉にならないように見守りながら保育してやることが最適です。うまくやらせようとせずに、例え失敗しても子どもたちの思うようにさせてやることが大切です。正しいことや正しいやり方を教えてやるより、例え間違っていても要領が悪くても、子どもたち自身がみつけたものを尊重してやりたいものです。そんなことを繰り返すうちに、子どもたちは自分で考える習慣を身につけていくのです。

自律とは、後先や周りの状況を見て、何かをする前に、いつすれば良いか、どんな風にすればよいか、を自分自身で考えたり、それが必要かどうかを自分で判断したりすることです。
自立心を育むには、やはりあまり手出し口出しせずに、できるだけ自分で考えられるように仕向けてやることが大切です。言って聞かせたりするのではなく、どう思うか、どうしたいか、どうすればよいか、などを子どもから聞き出してやる(考えさせてやる)ことが大切です。

自立心と自律心をうまく伸ばしてやれれば、子どもたちの自己効力感や自己肯定感は飛躍的に向上します。もちろんこれだけでは足りませんけれども。
しかし、自立心に欠ける子どもでは自己効力感は育ちにくくなってしまいます。また、自律心に欠ける子どもは、社会性をうまく身につけられずに自己肯定感を失ってしまうこともあります。

 

見守りと放任

見守りと放任は全くの別物です。
見守りは常に子どもたちを見ていなければなりません。例え離れて見えない場所にいたとしても、子どもたちが今どこにいるか、何をしているかなどを把握するように常に努めなければなりません。子どもたちが手助けを必要としたときや、何か非常事態が起こった際には、すぐに駆けつけられる状態にいなければ、見守っていることにはなりません。ぶながやっ子ハウスでは常に複数の職員を配置して、死角のない見守りを心がけています。子どもたちには、助けがほしいときや困ったときには、すぐにスタッフが手を貸してくれるという意識、常に見守られている意識を持たせる様にしています。子どもたちが成長する上で、この見守られていると言う意識はとても大切です。見守られているという意識が安心感や自己肯定感を生み、同時に社会性を育てるのです。

 

見せる指導、考えさせる指導

子どもたちにとっては、この世の中は知らないものばかりです。初めて見るものや触れるものにはどう対処すれば良いのかすらわかりません。そんな時、子どもたちは他のおとなたちがやっていることを見て真似しようとします。もともと子どもたちには、大人たちがすることをよく見て真似しようとする性質と能力が備わっているのです。

 

言葉に頼りすぎない

人間にとって言葉は大切で必要なものです。ところが、言葉は万能ではありません。同じ言葉であっても人によって、その言葉に対するイメージや意味が違うことがあります。言葉が伝えたいことを100%伝えてくれることはありません。世の中には、言葉のせいで勘違いしたり行き違ったりすることがたくさんあります。例え親子の間であってもそれはかわりません。特に子どもが幼い頃には、こちらの意思を伝えることは非常に困難です。それどころか、伝えようとしすぎて一生懸命に説明するとかえって逆効果になることもある、とyamaは考えています。

言葉が使えないなら、百聞は一見に如かず、何かを教えたいときには、お手本をやって見せてやればいいと思います。ぶながやっ子ハウスでは、あまりくどくどと説明はしません。けれども、スタッフや他の子どもたちがやっていることをよく見るように教えています。

間違いや失敗を恐れさせない

ぶながやっ子ハウスでは正しいことだけを教えるより、できるだけ子どもたち自身に考えさせる様に仕向けています。正しいことだけを教えていたのでは、子どもたちの自由な発想や思考を阻害してしまうと考えるからです。
失敗や間違いを恐れすぎると、子どもたちは何も考えられなくなってしまいます。何も考えずに教えられたことだけを覚えるようになってしまいます。一つ一つの問題を細かく分析したり検討したりせずに、どんなことでも法則や公式にあてはめて解決しようとするようになってしまいます。これは子どもたちの将来にとってはとても大きな問題だ。とyamaは考えています。

 

 

 

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